店舗情報
灯篭もなか・和菓子の阿部永和堂
- 業種
- 和菓子
- 店舗名
- 灯篭もなか・和菓子の阿部永和堂(とうろうもなか わがしのあべえいわどう)[ 有限会社 阿部永和堂 ]
- 所在地
- 〒861-0501熊本県山鹿市山鹿1678-7
- 電話番号
- 0968-43-2556
- ファックス番号
- 0968-43-2556
商品情報(1)
こだわりの逸品
灯篭もなか
小豆は良質の北海道産のものを使い、最中の種(皮)はもち米の生産では全国屈指の佐賀県産のものを使っています。商品は2種類ございまして皮が黄色いほうが粒餡、白いほうが白餡となっています。大きさは昔ながらのサイズに加え、2種類の味を楽しんでいただくには適当な大きさかなということで近年ではミニサイズのものも販売しています。(1個120円~)1個(本)あたりのお値段:120円(税込)
こだわりの技
自家製の餡を1つひとつ手でつめて作っています。機械づめと異なり手作業で行うことによって皮の隅々まで餡が入り、ずっしりとした重量感のある最中ができ上がります。
商品開発ストーリー
商品化されてから約50年になりますが、「山鹿土産といえば灯篭もなか」というくらい地元を代表する銘菓で、現在3軒のお店でそれぞれ最中を製造販売しています。近年では山鹿灯篭製菓協同組合を立ち上げ、地域ブランドとして展開を図っています。最中の形は山鹿で毎年8月の15日・16日に行われる「山鹿灯篭まつり」の際、女性たちが頭上に乗せて舞い踊る灯篭をモチーフにしています。
商品情報(2)
こだわりの逸品
塩ようかん
赤穂の塩を使っているのが特徴です。塩の分量につきましては塩の風味がきつすぎず弱すぎず、ちょうどいい量を見つけるまでに4か月ほど試行錯誤を繰り返しました。(1個420円~)1個(本)あたりのお値段:420円(税込)
こだわりの技
通常の羊羹より少しやわらかめの羊羹にしています。食べ方としましては、水ようかんのように冷やして食べるのをおすすめしています。製造はすべて自社工場で行っているのですが、やはり夏場と冬場では砂糖の量も変えますし、練る時間も変えています。微妙な気温の変化でもでき上がりに影響が出ますので、餡づくりの工程におきましては製品化する2日先・3日先の天気を読みながら作業しています。
商品開発ストーリー
赤穂の塩を使ってなにかできないだろうかと考えて作った商品です。実は吉良邸討ち入り後、江戸の肥後藩邸に身柄を預けられた大石内蔵助以下17名の遺髪塔が山鹿市内の日輪寺にあり、毎年2月にはここで「義士まつり」が行われています。そうした縁から山鹿市と赤穂市は2002年に姉妹都市となったのですが、この塩ようかん自体は商品化されて約40年になります。
オリジナルテーマ
お菓子に対する思い
お菓子を作る上で常に心がけているのは、自分が食べてみて美味しいものを作るということです。最近では甘さを抑えたお菓子が好まれる傾向が強いですが、当店ではあえて昔ながらの甘さにこだわって商品づくりをしています。
また皆さんそれぞれさまざまな場所に観光に行かれると思いますが、お土産としてお菓子を買われるときは、ぜひ地元に根づいている商品をお買い上げいただきたいなと思います。といいますのも大量生産での観光土産品と違って、地元で商売をしているお店は細かいところに気を配って商品づくりをしているところが多いので、ひと味違ったお土産の味をお楽しみいただけるのではないかと思います。
お客様からの声(評価)
地元のお客さまに加え、温泉に来られたお客さまもかなりお越しになられます。当店の目の前にある「さくら湯」は江戸時代からあったものなのですが、このたびのリニューアルにより明治時代にあった建物をまったく同じ工法で復元しました。これによってまた全国からたくさんのお客さまがお越しになられるのを期待しているのですが、山鹿温泉に5年前に来ました、10年前に来ましたというお客さまが再び当店を訪れてくださったとき、当店のお菓子を食べて「ああ、前と変わらないね」といってくださるのがこの地でずっと商売をしてきた者としてとてもうれしいです。
実際、味自体は若干の変化はつけているのですが、それでも昔と同じように喜んで食べていただけるというのは、まさに菓子職人冥利につきます。
安全性について
どのお菓子にも添加物は一切使っていません。加えて真空パックを採用するなど、お客さまに安心感を与える商品づくりを心がけています。衛生面に関しましても、私自身が食品衛生協会の監視委員もやっておりますので、細部にまで気を配って安全の確保に努めています。
おすすめの菓子店のご紹介
玉名市にある「菓舗 菊水堂」さんです。こちらは長者饅頭という商品が看板商品なのですが、長い歴史のなかずっと変わらぬ味を守り続けていらっしゃいます。