菓子店舗詳細

店舗情報

和洋菓子手づくり工房 大盛堂

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 選りすぐりの原材料と天然の素材を生かしたお菓子づくりをコンセプトに、すべて手作業にて営む和洋菓子工房。地元のお客さまを大切にした店舗経営に加え、県下各地に菓子づくりの講習やボランティアに出向き、地産地消の活動にも積極的に取り組んでいます。また店主は熊本初の専門学校にあるパティシエ科の講師も務め、次世代を担うお菓子職人の育成に心血を注いでいます。
業種
和洋菓子
店舗名
和洋菓子手づくり工房 大盛堂(わようがしてづくりこうぼう たいせいどう)[ 有限会社 大盛堂 ]
所在地
〒861-1102熊本県合志市須屋672-16
電話番号
096-344-8124
ファックス番号
096-344-5587
販売責任者
堤 公一

商品情報(1)

こだわりの逸品

どら焼き

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 現在は通常のどら焼きに加え、梅入りと栗入りの3種類を販売しています。ベースとなる生地には熊本産のハチミツをブレンドし、卵は地元のコッコファームから仕入れた新鮮な朝どり卵を使っています。また餡は北海道の大納言を使った自家製で、梅と栗も地元のものを使っています。(1個210円~)1個(本)あたりのお値段:210円(税込)

こだわりの技

P1060374 すべて自社工場での手づくりですが、店頭でも生地を焼き、香ばしい香りのなか作りたての味をお客さまにご提供しています。梅入りどら焼きは、梅の実が丸ごと入っているのですが青梅をシロップ漬けにしたものを使っています。

商品開発ストーリー

 商品化自体は先代のころなので、いまから40年ぐらい前になります。当時はオーブンがなかったため、朝の3時4時からレンガづくりの窯に炭を入れて作っていました。梅や栗を入れたものを作るようになったのは、私がこちらに戻ってからなので約30年前です。昔ながらのどら焼きに加え、3種類のどら焼きを作ろうと考え試行錯誤した結果、最終的に杏(注:季節商品)と梅と栗に落ち着きました。おかげさまで皆さまからご好評をいただき、2002年に地元熊本で開催された第24回全国菓子大博覧会では名誉総裁賞を頂戴しました。

商品情報(2)

こだわりの逸品

結の華

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 四国産の高級砂糖である“和三盆”に小豆のさらし餡、そして地元産の栗を使った栗餡という三層構造の和菓子です。もともと熊本は栗の生産量全国第2位を誇っており、お菓子づくりにとても適した良質の栗として人気があります。和三盆は主として香川県や徳島県などの四国東部で伝統的に生産されている砂糖の一種で、黒砂糖をまろやかにしたような風味が特徴です。(1個340円~)1個(本)あたりのお値段:340円(税込)

こだわりの技

 栗の風味を充分に生かした栗餡を小豆のさらし餡で包み、和三盆をまぶして作ります。作業はもちろんすべて手作業で行っています。

商品開発ストーリー

 いまから約10年前、熊本産の栗の美味しさが際立つ和菓子を作れないものか、というのがそもそものきっかけでした。商品開発に際し、全国各地のさまざまな砂糖を試したのですが、やはり和三盆がもっともマッチするということで和三盆を使うことに決めました。発売当初はそれほど大々的に売り出してはいなかったのですが、地元を中心に口コミでじわじわと広がり、2004年に皇太子殿下が熊本にお越しになられた際にも献上させていただく栄誉に浴しました。
 ちなみに「結の華」という商品名は、お菓子の作り手とお客さまとの縁を大切に心の結びを忘れず、そしてその結びの華が末長く咲き続けますようにとの思いを込めて前熊本県知事の潮谷義子さんが命名してくださいました。

オリジナルテーマ

お菓子に対する思い

 菓子職人としましては、ほっぺ柿という熊本の干し柿を使ったお菓子をいつかは作ってみたいと考えています。その一方、地元の専門学校で講師も務めているのですが、パティシエを目指す若者たちに、手に職を持つ技術を学ぶことの大切さを知ってもらうとともに、作る楽しさをいつまでも持ち続けられるよう授業を通じて伝えることができればと考えています。
 お菓子職人に定年はありませんから、これからも人々との触れあいを大切にしながらお菓子づくりを通して多くの皆さんに喜んでいただきたいと思います。

お客様からの声(評価)

 婚礼やパーティなどでケーキビュッフェを行っているのですが、おかげさまでとてもご好評をいただいています。200人ぐらいの披露宴に約800個のケーキを持って行ったことがあるのですが、すべてなくなりました。
 あとバレンタインデーの季節には、1人で10万円分の買い物をしていかれるお客さまもいます。ずっと地元密着型の商売をしてきて、かつ配達なども行ってきましたので、それこそ親子2代・3代でご贔屓にしてくださっているお客さまも多く、本当にありがたいことだと思います。

安全性について

 衛生面で注意を払うことに加え、やはり安心して美味しく召し上がっていただきたいので、たとえば最中などは注文があってから餡を入れるようにしています。少人数での小さな工房なので一度に大量に作ることができない分、できるだけ作りたての商品を召し上がっていただけるよう気を配っています。

おすすめの菓子店のご紹介

 熊本市内にある「お菓子のあさい」さんです。熊本県菓子工業組合専務理事の浅井茂宏さんが3代目を継いでいるお店なのですが、以前AKB48の篠田麻里子もテレビで熊本のおばあちゃんの家に行くたびに食べていた大好きなスイーツということで、ここのマロンタルトを紹介していました。