店舗情報
芋屋長兵衛
商品情報(1)
こだわりの逸品
いきなり団子
熊本名物のいきなり団子を製造販売されているお店は数多くありますが、よそ様との大きな違いは、弊社はさつまいもから自社で作っているという点です。いきなり団子は通常さつまいもに小豆餡を乗せたものを小麦粉の生地で包むのですが、弊社では生地にもち粉と砂糖を入れることでよりモチモチとした食感を出すように工夫しています。この餅粉に関しましては製粉会社さんに、このような餅粉を作ってほしいとお願いして作っていただいたオーダーメイドのものです。
いきなり団子を商品化するにあたり、さつまいもにこだわるのであれば小麦粉にもこだわろうということで、いろいろと試した結果、福岡産のものを使用しています。また小豆は現在北海道産のものを使っているのですが、いずれは地元の肥後小豆を使いたいと考えています。(1個84円~)1個(本)あたりのお値段:84円(税込)
こだわりの技
弊社ではさつまいもの大きさ・厚さはもとより生地の重さ、餡子の量までを規格化し、すべての商品が均一になるよう製造しています。ただし団子に関しましては、手作業で包みますので機械で作ったようにどれも同じ形というわけにはいきません。いきなり団子というのは素朴な食べ物ですので、機械で包むよりもむしろ手で包んだほうが温もりを感じられるのではと考え、包む工程だけはあえて手作業にこだわっています。
蒸した団子は鮮度が落ちないようマイナス38℃で急速冷凍します。これによって通常は常温で2~3日の賞味期限が、1年間は保存が可能となります。
商品開発ストーリー
弊社は長年さつまいもの栽培に携わってきたのですが、お客さまからコウヤマさんのさつまいもは美味しいので、ぜひコウヤマさんのところでもいきなり団子を作ってみてはどうか、という声が寄せられまして2001年に商品化した次第です。
商品化にあたりまして、いわゆる家庭で親しまれている小麦粉の生地のものだけではインパクトが少ないと思いまして、国産の素材にこだわったなかでさまざまなバリエーションを考えました。その結果、現在はスタンダードなプレーンに加え、自社農場で採った紫芋を使った「むらさき」、天然の蓬を使った「よもぎ」、国産の黒糖を使った「黒糖」、そして生地を紅麹で染め桜の葉っぱを小さく刻んだ白餡ベースの「さくら」という5つのバリエーションのいきなり団子を販売しています。
オリジナルテーマ
お菓子に対する思い
弊社はお菓子の専門店ではなくあくまで芋屋ですので、商品を販売するにあたり「芋屋が作ったお菓子」というコンセプトで商売をさせていただいています。弊社の商品は熊本県知事賞も頂戴した「焼き芋アイスプリン」をはじめすべて芋をリンクさせたものばかりですので、これからも芋に対する熱い思いから生まれてくる商品をご提案していきたいと考えています。
お客様からの声(評価)
以前は地元の方が買われていっておやつとして食べるということが多かったのですが、いきなり団子の知名度が広まるにつれ、全国各地の方に買っていただけるようになりました。
印象的なエピソードとしましては、京都の高島屋さんで行われている物産展に年に4回ほどお邪魔していたのですが、最初に行ったときは「いきなり団子ってナニ?」という対応だったのが、商品について詳しく説明をし実際に味わっていただいたところ次に行ったときは「あっ、芋屋さんが来ている」というように変わりました。さらにその後は「長兵衛さん」と自社の商号で呼んでいただけるようになり、最近では「堤さん」と個人名で呼ばれるくらい、とても親しくご贔屓にしていただけるようになりました。
京都の方は受け入れてくださるまでは時間がかかりますが、いったん受け入れてくださると根強いファンになってくださる。和菓子に対しては目も舌も肥えている京都の方たちに認められたということは、とても自信になりました。
また最近ではくまモン人気にあやかって、くまモンが描かれた6個入りのパックを販売しているのですが、おかげさまでとても好評です。
安全性について
着色料は一切入れず、天然の素材のみで製造しています。また万一お客さまから苦情が寄せられた場合、即座にその原因を究明できるよう製造工程を細かく記録しています。さらに弊社の工場は、国の指定機関になっている全菓連が行う「菓子製品の高度化基準の認定=HACCP(ハセップ)」の認定を受けており、特に異物の混入や製造上における菌検査につきましては留意しています。加えて品質管理の責任者を1人置きまして、ランダムに商品の検体検査などを随時厳しく行っています。
おすすめの菓子店のご紹介
同じ熊本市内にある「一休本舗」さんですね。昔ながらの素朴な和菓子を低価格でご提供しているお店です。